弾丸釜山旅行で、甘川洞文化村に行ってきました!
釜山中心地から車で10分ほどで着く「韓国のマチュピチュ」
フォトスポットやかわいい雑貨屋さんなど、女子心くすぐる要素満載。
さくっと行けますので、天気のいい日におすすめ!
甘川洞文化村の歴史やアクセス方法、実際に撮ってきた写真などご紹介します。
大成功事例である甘川洞文化村
「韓国のマチュピチュ」
「韓国のサントリーニ」
「レゴの村」
と呼ばれる甘川洞文化村。
(ちょっと欲張り感があるのは否めません。)
ハングル読みで「カムチョンドンムナマウル」
「マウル」は村という意味で、韓国の都市部で「~マウル」と呼ばれる場所は、1950年代~1970年代の姿を残しているそうです。
現在、韓国ではそのマウルの都市再生プロジェクトが盛ん。
アーティストを呼び、マウルに壁画やオブジェを設置したり各地の歴史をアピールしたり、観光地化に取り組んでいます。
そして甘川洞文化村(カムチョンドンムナマウル)は、そのプロジェクトの最も成功した事例と言われています。
国内外からの観光客は年間70万人越え。
70万人は日本では政令指定都市に認定される人数なので相当な数。
まさに町おこし大成功の一例なのです。
甘川洞文化村の歴史
たまたま乗ったタクシーの運転手が、日本語が話せる人でした。
「釜山のどこに行ってきたの?」と聞かれ、
「甘川洞文化村。」と答えると、
「韓国人はあそこには行かないよ。訪れるのは外国人だけ。」とのこと。
理由も説明してくれたのですが、いまいちピンとこなくて帰宅してから調べてみました。
1950年に朝鮮戦争が勃発。
今の北朝鮮と韓国の戦争です。
戦争は3年にもわたり、泥沼化。
アメリカ、ロシア、中国の対立も背景にあり、500万人もの死者が出ました。
(正確な数字は今でも分かっていないようです。)
大混乱に陥った朝鮮半島。
多くの人が住む土地を奪われ、避難民として各地に逃れます。
医者だろうが、学者だろうが、戦前の地位はお構いなし。
誰もが「ただただ生き残る」ために必死な混乱の時代でした。
各地から集まってきた避難民は、山の中や海の近くに集団移住地を作りました。
そして甘川洞文化村のその移住地の1つ。
当時はバラック屋根の住居が並び、山に唯一ある井戸に住民たちが水を飲みに来るような非常に貧しい村でした。
そして2009年に都市再生プロジェクト発足。
アーティスト達の手により街は大きく変化し、今に至ります。
こうした背景を知ると、釜山の人が行かない理由はなんとなく納得。
大阪出身の私にも、大阪にこれから訪れることはないであろう場所があります。
※背景とか歴史は全然違います。
最近は海外からのバックパッカーから人気を集め、町の雰囲気をガラッと変わったと聞きますが、例えオシャレカフェが乱立しようが、インスタ映えスポットが目白押しだろうが、きっと行くことはないでしょう。
私にとってイランに行くよりハードルが高い、それほど幼い頃からのイメージは強いものです。
しかし釜山では私はただの観光客。
甘川洞文化村を存分に楽しんできました。
場所とアクセス方法。おすすめはタクシー!
場所
甘川文化村(감천문화마을)
ハングル語住所:부산광역시 사하구 감천2동 감내1로 200
市内から車で10分程度でアクセス可能です。
アクセス方法
おすすめはタクシー!
行きは士城駅(チャガルチの次)から、タクシーで向かいました。
10分ほどで、料金は33,000W(約330円)
位置的に南浦や釜山駅からでもそんなにかからないと思うので、気軽にいけるタクシー、おすすめです!
バスでの行き方
帰りはチャガルチ駅までマウルバスを利用しました。
15分ほどで、1人11,000W(約110円)
お釣りが出ないので注意!
チャガルチ駅、士城駅行のバスが、甘川洞文化村の入り口から出ています。
甘川洞文化村行きのマウルバスは、チャガルチ駅、士城(トソン)駅から出ています。
それぞれのバス停への行き方は、下記のサイトで詳しく参考になると思います。
・チャガルチ駅
・士城駅
インスタ映え写真の宝庫
甘川洞文化村に来る方は、ずばりインスタ映え写真を撮りに行くのが目的ですよね?
私ももちろん撮りましたよ!
思わぬところで、マタニティフォトが撮れてよかった。
他にも、
なにやらオシャレ感漂うスポットがいっぱいで、雑貨屋さんもかわいいです。
どうぞ心ゆくまで素敵な写真を撮り、インスタに晒し、自己顕示欲を満たすがよいさ。
甘川洞文化村があるのは山の上。
ほとんどのフォトスポットが集約する道(観光客がいっぱいだからすぐ分かります)には、急な坂道や勾配がなかったです。
妊娠後期、ビーチサンダル着用の私でしたが、特に大変なことはありませんでした。
気を付けること
甘川洞文化村は住宅地です。
普通に生活していらっしゃる方がたくさんいます。
騒いだり、ゴミを散らかしたりすることがないよう、最低限のマナーに気を配りましょう。
甘川洞文化村の観光地化プロジェクトから、おおよそ10年。
はじめは、住民の方も色々戸惑いがあったようです(当たり前だけど)
私が訪れたときは、分かれ道でどっちに行こうか立ち止まっていると、「こっちだよ!」と道を教えてくれたり、お腹が大きい私を見て「健康な赤ちゃんを産んでね!」と声をかけてくれたり、とってもフレンドリーでした。
※韓国語はさっぱり分かりませんので、脳内イメージ翻訳
現地に暮らす住民と、観光客である私たち。
ぜひwin-winの関係でいたいものです。
まとめ
釜山中心地から10分ほどでアクセスできる「甘川洞文化村」
おしゃれ写真がたくさん撮れますし、かわいい雑貨屋さんもたくさんあり、乙女心をくすぐってきます。
景色もよく、写真でみるより実際はずっと迫力がありました。
さくっと観光できるので、天気のいい日にぜひおすすめの観光スポットです!