ボナブロ

アメリカ人夫・2人の息子と大阪在住。限られた人生、やりたいと思ったことはやれる範囲で挑戦していくボナーラの記録です。

日米mix息子の語学事情~目指せトリリンガルな夫と英語は今はいらんと思う捻くれ母

f:id:bonara:20190308123657j:image

私は日本人、夫はアメリカ人です。
そして私達には現在3歳9か月になる息子が一人。
息子は英語が話せるかというと、純日本人の子供に比べたらまぁちょっと話すかなという程度。現状圧倒的に日本語優位で育っている息子です。

 

ちなみに親の語学事情ですが・・・、
夫はアメリカ国籍ですが、両親はメキシコ人。家族・親戚間の会話はスペイン語(メキシコはスペイン語)。幼少期から家ではスペイン語・学校では英語という環境で育った夫は、どちらもネイティブばりに話せます。いわば英語・スペイン語バイリンガル、加えて今は簡単な日常会話の日本語ならOK。

 

一方の妻(私)は日本の一般家庭に生まれ、もちろん日本語ネイティブ。英語を使う仕事に就いているので、ビジネス英会話レベルと言ってもいいでしょうか?TOEICの点数は秘密です(;’∀’) 察して(笑) 私は中学校の授業で英語が好きになりました。文法など論理的でおもしろいと思ったのと、米映画が大好きで、そこまで苦にならず勉強していました(他の教科はダメダメでした)アメリカで1年弱の語学留学もしました。そしてスペイン語は全然できません。

 

夫は成長につれ、自然と2か国語を身に着けていったので、その便利さ?ラクさを実感しているのでしょう。英語教師なので、生徒との触れ合いで大きくなってからの語学習得の難しさも感じているのかもしれません。そして何より、息子が自分の家族と母国語であるスペイン語でコミュニケーションできるようになってほしい!と強く思っています。

 

そんなわけで、夫は息子をバイリンガルならぬ英語、スペイン語、日本語のトリリンガルにすべく頑張っています。


例えば息子が「りんご」といえば、りんごの英語「apple」、スペイン語「マンサナ」を教える。「お茶のみたい」といえば、英語ver「Can I have a tea, please?」スペイン語ver「テーポルファボール(うろ覚え)」と復唱させる。傍目に見て、ちょっと厳しすぎないかと思う事often。しかも発音もけっこう厳しい。

 

まぁ私も息子に「お茶!」と言われたら「“お茶下さい”でしょ?」なんて言ったりするから、それと同じか。にしても「Can I have a tea, please?」って普通、大人の日本人もパッと出てこねーぞ。と思ったり。。。夫には何も言いませんが。。

 

スペイン語で夫家族と話してほしい夫の気持ちは分かるから、スペイン語を教えるのは賛成。(私、しゃべれませんが(;’∀’))しかし英語に関しては、別に幼児のうちからがっつりやらんでも・・・と私は思っています。

 

恐らく私がそう思う理由は、自分自身が英語を勉強するのが楽しかったのと、自分の努力で身に着けたという自負があるから。物心ついてから英語を学び英語のおもしろい表現や言い方を知るのが楽しかったので、幼少期から英語ペラペラ=英語を学ぶ楽しみを奪うことにもなりえると思うのです。日本語やスペイン語に比べると、英語は簡単です(断言)大きくなって興味が沸いたり、必要になったりしたときに勉強すれば問題なく習得できるものなので、今からそんな頑張らなくてもいいと思います。

 

英語の発音に関して、小さい頃から勉強した方が発音は上手になるといいます。これは本当でしょう。耳で聞いた通りそのまま口に出すので、息子の発音もとってもbeautiful。しかし日本には小学校高学年以上になると日本人がペラペラっと発音するのは恥ずかしいみたいな空気ありますよね?結局その空気が解消されないと、小さい頃に培った発音も恥ずかしく思え、人前で披露できなくなって意味ないんじゃと感じます。

何より私は英会話において、英語の発音なんか二の次でいいと思っています。英語というと米・英のイメージですが、英語は世界共通語。国際取引の場では英語が使われ、中華系・マレー系・インド系・アラブ系など様々な人種が英語を使い、人種に応じて特有のなまりがあります。それでも取引は行われますし、発音が悪かろうが、中身のある内容なら聞き手側は真剣に耳を傾けるもの。英語はあくまで伝達の手段、息子には手段よりも中身のある内容を話せる人間になってほしい!!

f:id:bonara:20190308123726j:image

 

自然と語学を身に着けた夫と、努力で習得した妻。
お互いそれぞれメリットデメリット感じることがあり、結局夫も私も自分の経験則でしか語れないんですよね。息子には息子の人生があり、息子が大人になってどう感じるかは誰にも分かりません。父母で違った意見を持つのも、子供の視野が広がるから良しとカヨ子ばあちゃんの本に書いてあった気がするし、まぁいいんでしょう。息子も父のスパルタ語学教育に特に苦に感じてなさそうですしね。
それより私のスペイン語どうにかせんとなぁ。気づけば結婚5年、勉強せねばと思って5年経ちました・・・。