ボナブロ

アメリカ人夫・2人の息子と大阪在住。限られた人生、やりたいと思ったことはやれる範囲で挑戦していくボナーラの記録です。

【アメリカTSAの開梱検査】簡単で効果的な対策まとめ【荷物を勝手に開けられる】

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先日アメリカから日本へ遊びに来た義弟。

スーツケースを開けると、惨事が広がっていました・・・。

これはTSA(アメリカ国土安全保障省運輸保安庁)が安全対策の目的で、スーツケースを開けて、中身をチェックしているのです。

 

TSAチェックを受けやすい荷物の特徴、簡単にできる対策を調べてまとめました!

 

 義弟のスーツケースの参事はこちらの記事をご覧ください。

ロストバゲージでようやく届いた上の、ひどい有様・・・。

bonara.hatenablog.com

  

 

TSAとは?

 スーツケースを開けると、中に入れていたクッキーを包装紙から出され、あろうことかそのままの状態でスーツケースに戻されていました。

おかげで、粉々になったクッキーが衣類に飛び散る大惨事・・・。

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これはTSA(Transportation Security Administration)=アメリカ国土安全保障省運輸保安庁の仕業。

 

目的はテロ対策、安全対策。

アメリカ発のフライトを利用する際、荷物は全てスクリーニング検査にかけられ中身を調べられます。

その中でランダムに選ばれた一部の荷物は、職員が荷物を開けて中身を確認する開梱検査にもかけられます。

 

いわば自分のスーツケースを、知らない所で勝手に開けられて、中身を全て出されて触られ調べられ、またスーツケースに戻されているのです。

 

TSA開梱検査の被害例

 

調べてみるとこのTSAの開梱検査に引っかかり、被害にあっている人は少なくない模様。

 

例えば、

・ビニール袋に入れてた濡れた洗濯物、裸で戻され他の荷物がびちょびちょに!

・衣類でくるんでた瓶入りのお土産、衣類ははがされ瓶にヒビが入っていた!

・ブランドものを入れてたら、なくなってた!

などなど。

 

私はこうした目に見える被害こそなかったものの、何度かTSAからの「開梱検査したよ」という手紙が入っていたことがあります。

 

安全対策の為と言われれば何も言えない(というか拒否権は無い)けど、どこの誰とも分からない人に荷物を中身を見られるのなんてできれば避けたいですよね。

 

そこで対策を調べてまとめました。

ちなみに対象はアメリカ発の飛行機です。

日本⇒アメリカの預け荷物はこの検査にはかかりません。

 

 

TSA対策

①預け荷物の重量に気を配る

 

はじめのスクリーニング検査で怪しいと思われた荷物が開梱検査にかけられます。

そのためそもそも怪しい荷物と思われないことが重要。

 

調べると重量のある荷物は開梱検査を受けていることが多く、重い=怪しいと判断されているよう。

どの航空会社も20kg前後の重量制限があり、それ以上になると超過料金がかかることが多いです。

なので、アメリカ発の荷物はまずはできるだけ軽く!が鉄則。

お土産など機内持ち込みにして、預け荷物の重量を減らすのも〇。

 

②怪しく見えるものを入れない

 

これもスクリーニング検査で終わらせ、開梱検査に移らせないための対策。

スクリーニング検査(X線透視検査)で怪しく見えるものを荷物に入れておかないことが重要です。

例えば金属部品、液体物。

 

金属部品

金属部品はX線にばっちりうつります。

内容確認のため開けられることが多いようです。

 

液体物

液体物は爆発物原料になりえることから、手荷物持込みで禁止されています。

預け荷物でも液体物(例えばペットボトル飲料、瓶入りのおみやげ、化粧品等)も怪しいとみなされ開梱検査にかけられる確率は高くなります。

 

できれば入れない、もしくは手荷物と同様小分けの瓶に入れ替えることにより開梱検査の確率は下がります。

ちなみにジャムやはちみつなども液体扱いなので注意。

そういえば義理弟の荷物には、おみやげのソースが入っていました。

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これが怪しまれて、開梱検査行きになってしまったのかも・・・。

要注意ですね。

 

これらの対策をほどこしても、開梱検査行きになる可能性はあります。

検査による被害を避けるために、以下の対策があります。 

 

③中身を分かりやすいようパッキング

 

裸のまま戻されたお土産のクッキーは、メキシコの個人商店で購入したもの。

市販のお菓子のようなパッケージ包装ではなく、茶色の紙袋に入っていてさらにそれをグレーのビニール袋に包んでいました。

 

つまりパッと見、怪しかったので中身を確認することになったのだと思います。

 

最悪スーツケースを開けられても、中身が一目瞭然なら執拗に調べられることはないはず。

 

中身が分かりやすい(そして確認する職員が戻しやすい)ジップロックを利用しましょう!!

 

また封された手紙などは開けられます。

友人は開けられました。しかもビリッビリに雑に開けられます。

封書はいれてはいけません。

 

④鍵はかけない方が無難

 

開梱検査が決まった荷物は必ず開けられます。

鍵がかかっているとTSAが持つ鍵で開けようとし、それで開かなければ鍵は破壊されます。

 

市場ではTSAが開けられるTSAロック対象のスーツケースや鍵が売られています。

TSAロック対象とは、TSAの開梱で壊されたら修理対象になる鍵のこと。

TSAに壊されない鍵ではありませんのでご注意を。

 

TSAロック対象の鍵も普通に壊されるケースが多く、それなら最初から鍵はかけておかなくていいと思います。

 

⑤現金、高価なものは入れない

被害例でもブランド品が盗まれた事例がありました。

あってはならぬ事ですが職員が転売目的で、スーツケースの中身をくすねる事もありえるようです。

 

現金はもちろん高価な品物は絶対スーツケースに入れないこと!

 泥棒心を起こさせないことが大事です。

 

 

まとめ

楽しかった旅行が終わり、スーツケースを開けると悲惨な事態に!

なんて体験、絶対避けたいですよね。

 

検査は免れない場合も多いようですが、対策は立てられます。

①荷物はなるべく軽量に

②金属、液体物を避ける

③一見して分かりやすいパッキング

④カギはかけない

⑤現金、貴重品は入れない

 

アメリカへ行く際は、ぜひ覚えておいてください。

 

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