ボナブロ

アメリカ人夫・2人の息子と大阪在住。限られた人生、やりたいと思ったことはやれる範囲で挑戦していくボナーラの記録です。

ダンス・ダンス・ダンスール12巻感想 ネタバレ無し(多分)

私は子供の時から「雑魚の敵キャラ」に心を痛めてきました。


物語序盤で主人公にあっさりやられちゃうやつ。あぁこの人にもこの人なりのこれまで、家族、人生があったはずなのに、一瞬で終わらせちゃうの!とか考えてしまう。だから新スターウォーズシリーズで下っ端のストームトルーパー(白い角ばったスーツのいっぱいいる敵キャラ)に焦点を当ててくれて、とても嬉しかった。

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まぁ私はそういうめんどくさい人間なのです。

 

そういうわけで私は群集劇が好き。

それぞれのキャラの人生にもスポットを当てて欲しい。


そして今、1番続きを楽しみにしている漫画がこちらです。


ダンス・ダンス・ダンスール

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 12巻が発売されました!!


中学生で本格的にクラシックバレエを始めた男の子がプロを目指すお話です。


バレエにおける芸術性とは?
バレエの美しさとは?


という壮大で根本的な疑問を、素人思想寄りの主人公が考えて答えを見出していきます。クラシックバレエに全く知識のない私も楽しんで読んでいます。


一方で、


・男が白タイツを着るのが恥ずかしい
・バレエ女子のレオタード越しの乳首が気になる


なんてちょっと俗な感覚も描かれていて、フフフと笑える要素も多いです。


何より!男女、プロアマ問わず様々なバレエダンサーの悩み、葛藤、乗り越えが描かれてているのが、私にとってたまらんところ。


そして12巻の新キャラは、美人ではなく裕福でもない女子高生ダンサー


周知の通り美醜はダンサーにとって重要な要素。さらに遠征や指導料から衣装代等、とってもお金のかかるバレエは、家庭環境も重要な要素。そのどちらも持ち合わせていないダンサーのお話。


まぁ美醜に関しては、思い込みのところも強いです。スタイルはめっちゃいいし、顔なんて化粧でどうとでもなりますよね。(ということに若いから気づいていない)


といってもダンサーじゃなくても思春期女子にとって、カワイイかそうでないかは重要な問題なのもわかります。


歳とるごとに段々どうでもよくなってくるよーと言ってあげたい!笑 


私は歳を重ねたからか、結婚したからか、はたまた子供が産まれたからか、何がターニングポイントか分かりませんが、美醜問題に振り回されなくなってから、グッと生きやすくなった実感があります。


しかし他人から見るとどこが??と思うことに悩むのがコンプレックス。

コンプレックスに悩む彼女。彼女にバレエを続けて欲しいパートナーのイケメンダンサーにもコンプレックスがあります。そんな2人がぶつかった先に、彼女が出す答えは?

 

読んだところですが、13巻が待ち遠しい。バレエ経験者や普段からバレエを鑑賞する人は、この漫画に対してどう思うんやろ?聞いてみたいです。

 

13巻読みました!

感想はコチラ。

 

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