前回の続きです。
ギリギリの日程でウユニ塩湖に向かうことに!
バスのチケットを買ったブースで、ウユニ行のバス乗り場を尋ねると、「今日はバスは来ないよ」の返事が・・・。
果てしなく遠いウユニ(涙)
前回まではこちら。
新年祝っとる場合か
私「バスが来ないって何で??!」
受付の人「今日は大晦日だから。バスもお休み。」
私「いやいやいやいや。おとといここで今日のバスチケット買ったんだって!ほら見て、ここ!12/31って書いてあるでしょ。」
受付の人「あっ本当だ。これは手違いだね。返金するよ。」
ぽいっ
(2人分のチケット代(日本円8000円)が、ぽいっと投げられ返金された。)
…(思考停止)
いやいやいやいやいやいy
返金してほしい訳じゃないんだな、これが。
すごい、こんな世界一いらん8000円。
お金好きだけども。大好きだけども!
現金渡されて、突き返したい気持ちになったのは生まれて初めて。
私「ノーノーノーノー!返金されても困る!今日バスに乗りたいんだって!バス出してよ!」
受付の人「そう言われてもバスお休みだからさ。エンドオブイヤーだから。返金対応しかできないよ。てなわけでこのブースも、もう今日は営業終了だから。ハッピーニューイヤー!」
ガラガラガラ、シャーン!
↑なんかブースの小さいシャッターみたいなの閉められた。
・・・。
ちょ、待てよ。
こんな事があっていいの?
たった2日前に買ったバスチケットにこんな形で裏切られることってある?
ただの手違いで済まされる?
しかもちゃっかり返金されちゃったもんだから、もう持っていくところもない。
ほんで最後の年末の挨拶、雑やったぁ。
いや、私も薄々気付いてた。
おととい来た時より、明らかに人が少ないバスターミナル。
本当に大晦日の今日は、これで営業終了なんだろう。
ここでどれだけゴネたところで、私たち二人のためにバスが運行されることはまず有り得ない。
大体、私がチケットを買ったときに対応してくれた人と、今日の閉店ガラガラおじさんは別の人。
閉店ガラガラおじさんは何も悪くないのだ。
ここは日本じゃないのだ。
・・・と思えるのは10年の時を経たからで当時は、
だとしても認めたくねー!!
閉店ガラガラじゃ、ねぇ!
ますおかの岡田の鉄板ギャグを異国でパクってんじゃねぇ!
岡田にはあれしかないんやぞ?!
年末のガキ使笑ってはいけないで有名人が出てくると誰かは笑っちゃってケツバット食らうのに、岡田扮するハッピーボーイでは誰も笑わなかっとのを知ってのことか?!
クスリともせんかったんやぞ?
そんな岡田から貴重なギャグを奪うとは何事か!?
あ、よく考えれば「ワァオゥ!」もあったわ。
とひとしきり暴れてみたものの事態はもちろん変わらず。
呆然としながらも、ちょっと一旦落ち着こうか、ととりあえずホテルに戻る。
2人とも足元がおぼつかなかった。
どうやって戻ったか覚えていない。
ほんで電線雑。
ついに開かれるウユニへの道!
しかし戻る道中、A子が出会ったフツメン4人組を思い出した!
そうだ、彼らは4人で車をチャーターしていた・・・。
パンが無いならお菓子を食べればいいじゃない。
バスが無いならタクシーで行けばいいじゃない!
宿泊していたHotel Rosarioには旅行会社が併設していた。
早速旅行会社のデスクで、今日中にウユニに行くためのタクシーをチャーターできないか尋ねてみた。
受付のお姉さんに二度聞きされる。
お姉さん「え?今日?今から?」
私&A子「そう!!今から!今日中にウユニに行かないと何のためにここまで来たのか分からないんです!!助けて!」
お姉さん「分かったわ。探してみるけど、引き受けてくれるドライバーがいるかどうか分からないけど・・・。あと皆休む時期だから、普段より高額になると思う。。」
私&A子「いいっす、なんでも!あざぁっす。おなっしゃっす!」
まだ20代のお姉さんだと思うけど親身になってくれ、ドライバーを探しに色んなところへ電話を掛け始めた。
固唾を飲んで待つA子と私。
どうかどうか、ドライバーが見つかりますように。
ウユニ塩湖をこの目で見れますように・・・。
そして30分ほど待っただろうか。
お姉さん「見つかったわ!今からすぐに出発してくれるって!ただし料金が・・・」
私&A子「いくらですか?!」
お姉さん「US$600」
たっか!
バスだと4,000円、飛行機だと10,000円の移動が、一気に1人30,000円!
(このとき米ドルはUS$1=100円ほどでした。)
一瞬ひるむ私に対して、
A子はすかさず「それでいいです!お願いします!」
ここでA子がこう言ってくれて本当によかった。
そりゃそうである。
ウユニのためにはるばる来たのに、ここで3万渋ってどうする。
しかも今の私たちにはタクシーしか道は残されてないのだ。
※ちなみに日本で同じ距離をタクシーで行くと約20万かかるそうです。
お姉さん「分かったわ、じゃあタクシーに来てもらうわね。あと条件があって現金で先に$600払ってほしいの。」
A子「分かりました!じゃあもう来てもらって下さい。用意してきます。」
物価の安いボリビアではUS$600は一度では引き出せず、ATMを何台か回って現ナマを用意。
荷物をまとめ、いよいよタクシーがホテルにきた!
ウユニに向かってようやく出発!!
な、長かった・・・。
こんな人通りの多い市場をゴリゴリ進むドライバー、レオナルド。ワァオゥ!
さぁーて次回のボナブロは、
「レオナルド、あなたのこと信じていい・・の・よね・・?」
「コカの葉はコカインではありません!」
「塩湖、カラッカラやんけ」
の3本です!
続き
おまけ:リャマとアルパカの違い
前回はミイラ姿の写真を見せたリャマですが、けっこうかわいいです。
これはタクシーからA子が撮った写真。
ノラでなく飼いリャマと思われます。
アルパカの偽物呼ばわりしてますが、けっこう違いがあって、まず生息地が違います。
リャマは標高2000m~4000m、アルパカは標高3500m~5000mに生息しています。
アルパカの方が高地に生息しているためか、毛が長く、身体が小さいです。
ボリビアではアルパカよりリャマを多く見ました。
アルパカの毛は貴重で、お土産屋さんでもアルパカの毛で編まれたセーターやマフラーをよく見かけました。
一方のリャマも毛を使う他、荷物を運んだり、ときには食用にされます。
刈られたり、労働させられたり、食べられたり、ミイラにされたり、かわいそうなリャマちゃんです。