国際結婚も日本人同士の結婚も同じだと思ってる私。
でも「この人と結婚してよかった。」とハッキリ思った瞬間があって、それは日本人だったら訪れなかったものだと思います。
アメリカ映画で「21ジャンプストリート」というのをご存じですか?
1987年に大ヒットしたドラマを現代版の映画にしたものです。
ジョニーデップ主演なのですが、彼を一躍有名にしたのはこのドラマなんです。
画像は公式サイトよりお借りしました。
あらすじをざっと説明すると、違法ドラッグがとある高校で流通。
童顔の刑事2人が高校生として潜入捜査を行い、犯人を突き止めるアクションコメディです。
アメリカの高校生活や昔と今の流行の違いが面白おかしく表現されていて、笑えるし、アメリカ文化や留学に興味ある人にもオススメ。(※R-15です)
ジョニデもカメオ出演してますよ~。
ところがアメリカでは超絶ヒットを記録したのですが、日本では映画館上映はされずDVD発売のみ。
日本で上映されなかった理由は、恐らくアメリカ人じゃないと理解できないジョークがたくさんあるから。(それでも笑えるところはいっぱいあるけどね!)
そして2作目の22ジャンプストリートを夫と見ていた時のこと。
耳掃除の綿棒が落ちて、ミートボール入りのサンドイッチに入るというシーンがありました。
(字だけで説明するとわけわかめですね)
これはゲイのセツクスという意味があるんです。
いや、まじで。
英語には男性器のスラングは数十個とあります。日本語もあるでしょ?
綿棒もミートボールも男性器を表す表現として使われることがあり、綿棒とミートボールが触れる=ヤってるという意味になるそう。
というのを夫が説明してくれました。
そのときに私は、
「この話を夫から聞かなかったら、絶対意味は分からなかったし、これから先も知ることはなかっただろうなぁ。本当にこの人と結婚してよかったなぁ。」
としみじみ思いました。
もちろんそれだけじゃないですが、数年たった今でも、そのことがすごーく印象に残っています。
一方の夫が私に興味を持ったのも、似たような感じです。
はじめは友達の友達で皆でご飯食べたりするだけの関係でした。
あるとき私が「刑務所に入ってもテレビでNHKだけは見れるんだよ。だからNHKで放送される相撲の観覧席前列にヤクザが座っていることもあるんだよ。刑務所に入っている仲間に相撲中継を通して自分の無事を知らせるために。」という話をしたようなんです。(覚えていない)
その話を聞いて、夫は私ともっと話したいと思ったそうです。
似たもの夫婦ですよね。
なんか、ノロケみたいですみません。
以前、私の好きなエッセイストが、「ダウンタウンの漫才見て一緒に笑える人がいいから外国人との結婚は考えられない。」と書いていました。
私も日本のお笑いが好きなので独身の時はその通り!と思ったのですが、実際はお笑いを共有できなくても全然問題ありませんでした。
子供や日々のご飯、行事ごとなど、一緒に暮らしていると嫌でも共有することが増えてくるので、趣味まで同じじゃなくてよかったな、と逆に思います。
むしろ自分だけの領域が多い方が、お互いに刺激し合えておもしろくなるかもしれません。
私の場合はカルチャーショッキングなことが大好きなので、そうした刺激を受けれる夫と結婚できてよかったな、と思ったのでした。
なんか、ノロケみたいですみません。
ちなみにですが、日本に興味のある外国人にヤクザネタは受けがいいです。
ヤクザをやめるときに小指を落とすのはドスやハジキをうまく扱えなくなるからとか、タトゥーで温泉禁止なのはヤクザを連想させるから、とか教えてあげると結構ウケます。