ボナブロ

アメリカ人夫・2人の息子と大阪在住。限られた人生、やりたいと思ったことはやれる範囲で挑戦していくボナーラの記録です。

フライドチキンを手作りしてみた【KFCより断然おいしい】

映画「グリーンブック」を見ました。

一言でいうと、「めっちゃフライドチキンが食べたくなる」映画です。

 

というのは半分冗談で、

2018年アカデミー賞作品賞受賞

実話をベースにアメリカ黒人差別の暗い過去をコメディとして描いたとっても素晴らしい作品です。

(本当にいい作品なので、また後日感想まとめたい)

 

映画の中で「フライドチキン」は重要な意味合いを持ちます。

フライドチキンは黒人が生み出し、白人が奪ったものの1つ。

そういう理由でフライドチキンが出てくるシーンがあり食べたくなったのでした。

 

たまたまその日は母の日。

プレゼントに「一人の時間」=(夫と息子が二人ででかける)をもらったので、お昼に自分でフライドチキンを作ってみることにしました。

 

ネットのレシピを組み合わせ、家にあるもので編み出したレシピがこちら。

 

 

 材料

 

フライドチキン 4人分

手羽元 1.2kg(19本)

ガーリックソルト 小さじ5

パプリカパウダー 小さじ5

小麦粉 150g

卵 2個

塩・胡椒 

揚げ油

 

材料シンプル!!

この中で新たに購入したのは、手羽元とパプリカパウダーのみ。

手羽元は近所のスーパーで、1パック600gが売ってたので2パック(720円)買いました。

パプリカパウダーはS&Bの小瓶が150円ぐらいで買えます。

 

小麦粉は薄力粉でも強力粉でもOKです。

うちはパン用に強力粉を常備しているので、強力粉を使用しました。

一般的には、揚げ物には薄力粉ですよね。

 

ガーリックソルトも家にあったので使用。

無い場合はガーリックパウダー+塩でOK。

ガーリックパウダーもS&Bの小瓶がスーパーで手に入ります。

生のニンニクすりおろしを手羽元にすりこんでもいいかと思ったのですが、本場アメリカのフライドチキンは漬け込まず、衣に味をつけて揚げるもの。

あくまで「グリーンブック」のチキンにこだわりたかったので、ガーリックソルトにしました。

すりおろしは水分も出ちゃうしね。

 

工程

 

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①キッチンペーパーの上に手羽元を置く。

塩・胡椒をまんべんなくかけて常温で1時間以上放置。

 

②揚げ衣の用意

小麦粉150g、ガーリックソルト小さじ5、パプリカパウダー小さじ5をボウルに入れて、混ぜておく。

 

③卵液の用意

常温に戻した卵2個を割りほぐして、卵液を作る。

できれば浅いバットより、深さのあるタッパーなんかが後々使いやすいです。

 

④1時間以上置いた手羽元は余分な水分が出ているので、キッチンペーパーで水分をとる

 

⑤揚げ油は160度に熱する。

 

⑥手羽元に衣をつけて揚げる。

揚げ衣→卵液→揚げ衣の順番に衣2度漬け

②の揚げ衣が入ったボウルに、手羽元を入れて衣をつける。

衣をつけたら③の卵液が入ったタッパーに入れる。

そして再度揚げ衣のボウルに入れて、しっかり目に衣をつける。

 

⑦160度の油で揚げる。

うっすらキツネ色になったら取り出す。

 

⑧180度の油で再度揚げる。

一度取り出した手羽元を、180度に熱した油で揚げる。

しっかりキツネ色になったら取り出す。

 

 実食

 

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めっちゃうまいです。

揚げ物は家で食べるのが一番といいますが本当にそう。

衣サクサク、中めっちゃジューシー!

アメリカ人夫も「うまいうまい」と食べてました。

やりました。

本場の人に認められました。

 

個人的にケンタッキーのチキンは衣がおいしいけど、骨近くの肉はタンパクな味が続きあんまりだなぁと思ってました。

その点スーパーの手羽元は小ぶりな分、骨近くの肉より衣の表面積が多く、衣と肉のバランスがちょうどいい!

 

きれいな揚げ油を使うためか、市販のチキンと比較すると後からのクドさが断然違いますね。

普通の安いサラダ油を使用しましたが問題なしです。

さすがに1.2kgもの手羽元を揚げた後の油は、何やらやばい色になってました。 

 

感想と反省点

 

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揚げ衣を混ぜ混ぜしてると、フライドチキンの匂いがしてきます。

作って分かった。

あの匂いは、パプリカパウダーだった。

 

夫・息子たちが帰る時間に合わせて揚げましたが、揚げたては熱すぎて持てません。

ちょっと落ち着かしてから食べた方がいいです。

私は口の中、火傷しました。

 

うちは皆よく食べるので3人で平らげましたが、普通は4人前ぐらいだと思います。 

チキンの他、新じゃがを素揚げしてフライドポテトも作りました。

(ポテトの方が、揚げあがりの見極めが難しかった。)

さらに夫と息子は待ってる間、ポップコーンも食べてました。

野菜なし!

 いや、アメリカ人的思考だとポテトもコーンも野菜や。

 

息子が「ちょっと辛い」と言っていたので、下味の胡椒が強すぎたのだと思います。

子供用は分けるか、胡椒は後から好みでかける方がいいかな。

 

工程はシンプルですが、手羽元を常温に戻すので時間はかかります。

あと使用後のすんごい色した揚げ油の処理がちょっと面倒。

作るの楽しかったけど、定番料理にはならなさそうな予感。

 

それでも揚げたてジューシーが楽しめるし、市販のものより健康にはよさそう。

何かイベントがあれば、再挑戦してみたいと思います。