ボナブロ

アメリカ人夫・2人の息子と大阪在住。限られた人生、やりたいと思ったことはやれる範囲で挑戦していくボナーラの記録です。

子供のビジネスクラス搭乗は有り?無し?今も忘れられない留学先での同級生のエピソード

今年、初めてトライしたJAL修行。

修行のため関連ブログを読み漁ったり、去年から始めた陸マイル活動でマイルが貯まり、それまで無縁だと思っていた「ビジネスクラス」も手で届く存在であることを知りました。

 

そんな中、あるブロガーさんが「子供にビジネスクラスを体験させるのは良い事か。」というテーマで記事を書かれていました。

とても面白いテーマだと思ったので、私も考えてみました。

 

 

やっとマイルが貯まってきたよ

 

「陸マイラー」という言葉をご存じですか?

簡単に言うと、飛行機に乗らずにポイントサイトやクレジットカード利用でマイルを貯めている人たちの事です。

 

 ポイントサイトはJALマイルなら、「moppy」
モッピー!お金がたまるポイントサイト

 

ANAマイルなら「Hapitas」が王道です。 

その買うを、もっとハッピーに。|ハピタス

 ※私のブログでは陸マイル活動について詳しく触れていませんので、興味ある方はググってみてね。

 

私が陸マイラーについて知ったのは去年の事。

それから陸マイル活動を続け、ようやく家族でアメリカ往復できるぐらいのマイルが貯まってきました。(長かったー)

 

陸マイラー活動のきっかけは、夫の両親が住むアメリカへの帰省費用を少しでも抑えるため。

年に2度は帰省するため、北米へのエコノミークラス往復が我が家の主なマイルの使い道。

 

北米は遠いのでよりマイルが必要なのですが、例えば東南アジアやハワイなら、1年ちょっと貯めた陸マイルで家族全員ビジネスクラスで往復できるのです。

 

さらに今年JALのステータス修行を行いました。

数々の先輩方のブログを読み漁り、ビジネスクラスのセール情報やマイルでのアップグレード方法等を見聞きし、特別お金持ちじゃなくてもビジネスクラスに乗れることを知りました。

 

全く縁が無いと思っていたビジネスクラスが、急に現実味を帯びてきた1年でした。

 

きっかけになったブログ記事

 

そんな中、twitterでこちらのブログ記事を知って読みました。

 

run-trip-miler.com

 

著者の旅ガエルさんは、お子さんに「ビジネスクラスが当たり前になってほしくない」という思いがある一方、「こういう世界があることを知ってほしい」という思いがあるそうです。

 

お子さんの年齢は、記憶がある小学校中学年~高校生とした上でのお話です。

 

私も旅ガエルさんの考えに共感できました。

今は息子は4歳ですが、大きくなってきたらどうか?と考えてみました。

 

 

金持ち留学生のエコノミー初体験が衝撃だった話が衝撃

 

私は社会人経験を経た20代後半、アメリカへ語学留学しました。

現地の語学学校でのクラスメイトは、これからアメリカの大学進学を目指す10代の子たちがほとんど。

クラスメイトの9割は中国人、そしてアラブ人(サウジアラビア、カタールなど)でした。

あとの1割は、奨学金をもらって来てる優秀な中米・南米・アフリカ人、他には韓国人、日本人がごく少数。

 

外国人はお金がかかるアメリカの大学。

この中国人・アラブ人留学生は間違いなくお金持ちでした。

 

そんな中、授業でアラブ人留学生がスピーチした内容が衝撃で今でも覚えています。

 

「夏休みにアメリカから実家に帰るとき、ビジネスクラスが空いてなかったから生まれて初めてエコノミーに乗ったんだよ。あれはひどかった。まるで家畜のように扱いだった。二度と乗りたくないね。」

 

 

おい!!!

普通はエコノミーだから!

ビジネス以上の席なんて、全座席数の2割ぐらいだから!

お前は今、飛行機に乗る8割の人間を敵に回したんだよ!

 

この話にはアメリカ人先生も含めたクラス中からツッコミ。

※中国人留学生もエコノミーが普通らしい

 

しかし同じアラブ系留学生たちは、「何が悪いのかさっぱり分からん。」という反応。

 

"自分の稼いだお金でなく親のお金で(←ポイント)ビジネスクラスなんてけしからん”

 

”お金を持ってるんだから、快適さに対価を支払って何が悪い”

 

で議論となりました。

割と白熱しました(笑)

 

 

それから5年以上経って、まぁアラブ人達の考えも間違いではないかな?と思います。

「親が金持ち」というのは、ある意味個人の才能で、彼らはそれを有効活用してるに過ぎないのでしょう。

 

問題は、エコノミークラスで移動する人がいるにも関わらず「家畜」扱いした事。

これが自分の息子だったら張り倒すと思います。

 

一応フォローしておくと、アラブ人はみんなこんな感じではないです。

ちゃんと人の気持ちを考えたり、地に足のついた考えの子ももちろんいます。

 

 

インボラアップグレードでビジネスクラス体験時の衝撃

 

かくいう私も、実は一度ビジネスクラスに登場したことがあります。

それもまた20代後半のころ。

夫と台湾から香港に行きました。

 

チケットは香港航空のエコノミークラス。

ところがエコノミーが満席か何かでビジネスクラスに無償アップグレードされたのです。

ビジネスクラスの機内食

2時間のフライトでも、テーブルクロス・陶器食器で機内食が出たよ。

 

2時間弱のフライトですが、初めてのビジネスクラス。

搭乗待ちのベンチではニヤニヤして浮かれまくっていました。

 ビジネスクラスの席に案内されて、まず衝撃だったのが他の乗客たち。

 

「あ、ビジネスクラスってビジネスマンが乗っているわけじゃないのね。」

 

当時は広告のイメージそのまま、スーツに身を包んだビジネスマンが新聞を広げたりパソコンをカチャカチャやってるのが、私のビジネスクラスのイメージ。

 

しかし実際搭乗してみると、皆Tシャツ、短パンで超カジュアル。

そして自分より若い人、明らかに高校生ぐらいの子も多い。

 

場所柄、中華系の乗客が多かったので、

「中華系は子供を甘やかしやがって・・・」

と生意気にも思っていました。

 

冷静に考えるとまぁ「貧乏人のひがみ」だったな・・・。

もしかしたら若くして乗っていた子たちは、有名ユーチューバーとかで、自分の力で稼いだお金で乗っていたのかもしれない。

傍から見ている分には真相は分からないし、分かったところでどうなんだって話だと思います。

 

しかし一方で、ビジネスクラスのお金なんか屁でもないほど私がお金持ちになったとして、高校生になった息子をビジネスクラスに乗せるのは、うーん、どうだろうか・・・。

 

そこで思い出すのがダウンタウン 浜ちゃんの話。

 

 

家族旅行はエコノミークラスだったという浜ちゃん

 

何で見聞きした情報か忘れてしまいましたが、ダウンタウンの浜ちゃんはプライベートの家族旅行では、エコノミークラスで移動されていたそうです。

 

ビジネスクラスが当たり前だと思ってほしくないとか、ビジネスは自分で稼ぐようになってからとかそんな理由だったと思います。

 

それを聞いたとき、「あぁ、かっこいいな。」と思ったんですよね。

 

 

冒頭で紹介したブログの旅ガエルさんは、お子さんが初海外の家族旅行中、インボラアップグレードのオファーを受けたことかあるそうです。

 

そして何と!

 

丁重にお断りされたそうです。

 

人の考え方はそれぞれだけど、信念を持って徹底されているのは素晴らしいなと思いました。

 

いや~長々書いたけど、同じ状況でそんな貴重なオファー、お断りするなんて私にできるだろうか・・・。

 

「ラッキーやん!のっとこのっとこ!」

 

て言ってる自分が目に浮かぶ・・・(^ ^;)

 

 

まとめ

 

結局、自分の中で決定的な結論は出ていないのですが、私も浜ちゃんのようでありたいと思います。

 

やはり贅沢は自分でお金を稼ぐようになってから。

最初から与えられては、本人たちもつまらないと思うのです。

 

でも陸マイルのように、工夫次第で手が届くものがあることも同時に伝えていけたらいいなと思います。

 

まぁ実際これからビジネスクラスに乗る予定は特にないんですけどね!

考えておいて損はないはず。