ボナブロ

アメリカ人夫・2人の息子と大阪在住。限られた人生、やりたいと思ったことはやれる範囲で挑戦していくボナーラの記録です。

逃げ恥・続編!今回のテーマは”男の呪い”?【逃げるは恥だが役に立つ10巻感想】※ネタバレ注意

社会現象を巻き起こした「逃げるは恥だが役に立つ」の10巻が発売されました!

 

著者・海野つなみ女史の後書きによると、前作のテーマは”女の呪い”

そして前作では書ききれなかった”男の呪い”をテーマに続編を書くことを決められたそうです。

 

この記事では、私の個人的な感想というか自分語りを、思いっきりネタバレしながら書いています。

  

逃げるは恥だが役に立つ(10) (Kissコミックス)

逃げるは恥だが役に立つ(10) (Kissコミックス)

 

 

※私はドラマは全然見ていなくて、前作から漫画だけしか読んでいません。

ドラマ派と漫画では少々違いがあるそうなので、そのあたり悪しからずm(__)m

 

 

えっ!?10巻出てる?!

 

漫画はもっぱら電子書籍で読んでいます。

「Honto」というジュンク堂と連動したアプリを使っているのですが、購買している漫画の続巻が発売されると、リスト表示で教えてくれるんですよ。

 

ふと続刊リストを見ていると、「逃げ恥10巻」の文字が!

あれっ?最終回迎えてなかった?

 

あらすじを読むと、みくりと平匡さんのその後の結婚生活を描く、完全なる続編!

 

大興奮で早速ポチったのでした。

 

 

※以下ネタバレあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

みくりと平匡の結婚

 

家庭では、共同経営者として順調にこなす二人。

そしてそして、みくりの妊娠!

 

キタァーーーーー!

 

私も子持ちなので、妊娠編を書いてくれて、とても嬉しい!

しかも産休育休!

育児編まで書くのかしら?楽しみです!

 

それにしても、みくりの同僚の「出産は順番待ち」という話はビックリ。

女性社員で事務仕事を回す部署では、1人が産休取得しても人員の補充がない。

そのためお互いの産休時期がかぶらないよう、空気を読んで出産時期を調整するのだそうな。

 

私自身、これから同じ会社で2回目の産休育休を取得予定。

2回目となると私も厚かましくなり、仕事上のタイミングなんか全然考慮しなかったですね。

(最初の育休から復帰後、すぐには休めないなーとは思ったけど) 

 

同僚に遠慮して、出産のタイミングや子供の年齢差を考える発想はなかったので衝撃でした。(私もみくり同様、同僚は男性がほとんど・男女同じ仕事をしているというのも大きいと思いますが)

 

ただ日頃助け合っている同僚に、自分の休暇で仕事の負担を増やしてしまうことに抵抗を感じるのも分かります。

 

でもやっぱり自分の人生が一番大事だよ~。

 

そもそも、いざ私の番!ってなってもすぐに妊娠できるとは限らないですしね。

数年経ってから

「やっぱりあの時、妊活に励んでおけばよかった!」と思うことはあるかもしれない。

でも「あのとき○○さんに遠慮してよかった~(*´▽`*)」とはならないと思うんですよね。

 

優先順位は人生単位で考えた方がいいと思うのです。

まぁ一度産休取得済みの私だから言えることかもしれんが。

初めて取る時は勇気いるよね。

 

しかし部署内3人中2人が産休を取ることになったら、会社も何かしら対処すると思いますけどね・・・。管理側の仕事だよね・・・。

 

男の呪い

 

そして10巻で描かれる”男の呪い”は、「男らしさ」のようです。

 

男は弱音を吐いてはいけない。

男が家族を支えていかないといけない。

 

みくりのツワリが始まり、仕事・家事・みくりの心配で大忙しの平匡さん。

ツワリが辛いのは世間に認知されていますが、本人はもちろん、一緒に暮らす家族も大変ですよね。

 

順調に回していた家事の負担が一気に増え、奥さんの具合は悪い。

しかし仕事の質は落とせない。

身体的負担の大きい奥さんには愚痴れない。

 

女性がツワリで休むことはあっても、男性がツワリの妻の看病で休むのは見たことない。

 

しかもツワリが厄介なのは、症状も時期も人それぞれなんですよね。

 

自分が大変な状況にあると、寝てばかりの奥さんが甘えているんじゃないかという思いが一瞬よぎって自己嫌悪したりね・・・。

 

時代は共働きにシフトしても、昔ながらの男性観・女性感だけは根強く残る今の時代。

男も女も大変だわ。

 

 

百合ちゃんと風見さん

 

二人は別れていましたね・・・。

現実的に25歳差は難しいだろうし、別れた理由もとってもリアルで「うん、そうなるよね。仕方ないよね~」と妙に納得していました。

 

しかし後書きで「友人の漫画家さんに勧められ、そういう設定にした」とあってビックリ!

そうやって物語の設定って決まるのね。

私は別れがしっくりきたけどね。

 

思わず10巻を読んだ後に、9巻を読み返しました。

付き合った当初、百合ちゃん54歳、風見さん29歳。

そして続編はその2年半後。

ということは56歳と31歳?

 

すんごい失礼ながら、同僚の似た年齢の男女で想像してしまいます。

いや~。ないわ~。

 

百合ちゃん自身も9巻の随所で「この関係は長くは続かないだろう」と感じているしね。

その上で「期間限定のこの幸せを堪能しよう」という気持ちの百合ちゃん。

 

分かる、わかるよ。

期待すると失ったときの衝撃が大きいもんね。。。

 

女性の習性か、はたまた歳を重ねて永遠に続く幸せはないと悟ってしまったからか、私もいつの間にか身構える姿勢が身についています。

 

自分は幸せになれない、と思い込んでいるわけじゃない。

けど楽しい日々に突然、ズッドーンっと雷を落とされる時があるんですよね。

 

その時にショックを受けすぎないようにする、ある意味自己防衛。

でも傍から見ると少々悲しい習性だよな。

「この幸せはいつまでも続くのね~。」とお花畑に溺れてみたい。

 

9巻最後の百合ちゃんの風見さんへの告白シーンは、改めて読み返して泣いてしまいました。

 

お互い好きなのにね。

うまくはいかないものですね。

 

 

 

次回は

 

平匡さんの育休は取れるのか?!

男の育休では何をするのか?!

 

あと体育会系ノリの課で、紅一点で苦悩する新キャラ雨山さんの動向も気になる!

男同士のコミュニケーションの潤滑油にされる女性。

これはこれで結構疎外感を感じるよね。。

 

続きはとっても気になりますが、11巻は2020年になるそう。

楽しみが1つ増えてうれしい♪

続きが待ち遠しいです!