くだんの件で「ガラケー女」という言葉が生まれていてビックリした。
今時分、ガラケー使用は嘲笑の対象になるらしい。
このガラケー女という言葉が、もう事実上の流行語大賞みたいになっていてとても嫌。
なぜって私はガラケーユーザーだから。
使ってるのはこれだよ。
カメラ機能もないよ。
音声通話、テザリング機能だけを求めていた私にとって、うってつけだったんだよ
これに格安sim入れて使ってるよ。
もう1年以上使ってるよ。
なんなら安くついてる事をちょっぴり自慢に思ってるよ。
最近電源落ちることがあってちょっと心配だよ。
いや、分かってる。
確かにあのドライブレコーダーに残されていた動画は衝撃だった。
日本のスマホ普及率は85%越えらしい。
ただでさえ衝撃的な暴行動画なのに、そこに多くの人が目にしなくなったガラケーが追い打ちをかけたもんだから、「ガラケー女」という批判をこめた言い回しが広まった。
「ガラケー女」という言葉を使用する側は、世の中のガラケーユーザーを貶める他意はないのだと思う。(いや無意識にあるんかも)
犯人の情報が不明瞭だった時、今時持ち主が少ないガラケーがたまたまキーワードになっただけで、もし犯人がガラケーで撮影していなかったら「サングラス女」という名称になっていたかもしれない。
それでもさ、ガラケー持ちとしてはいい気はしないわけです。
マジョリティがマイノリティをバカにするの、もういい加減やめよ。
事件自体は憎むべきもので、被害者の方はとても気の毒。
犯人たちに然るべき裁きが与えられてほしいと思う。
だけど、映像が公開された後の人々の「煽り」こそ、行き過ぎていて恐ろしいものがあったように思う。
たまたま文字通りの「ガラケー女」のカテゴリーに入って、群衆の攻撃性を垣間見たのでした。